日本の3Rの全てが諸外国に劣るわけではない

3Rは地球にやさしい社会の基本
環境破壊による、気候の激変への対策が叫ばれて久しい現代。
地球の環境保全は、様々な分野で取り組まれていますが、どの分野における取り組みにも共通する対策の一つとして、ゴミそのものを減らすリデュース、物を再利用するリユース、ゴミを再資源化するリサイクルの3つからなる、3Rが有名ではないでしょうか。
リデュースを実践することでゴミの総量が減り、リサイクルに際する資源の減衰、あるいはゴミとして処分される資源が減ります。
リユースを行えば、物がゴミになるまでの間隔が長くなることによる資源の維持効果を見込めます。
リサイクルすれば、減衰こそするもののゴミの一部を再資源化できるので、3Rは地球にやさしい社会の基本です。
日本における3Rの現状と原因
3Rなくして、地球にやさしい社会の実現は難しいもの。
3Rの発祥であるアメリカを始めとした、欧米諸国では3Rへの取り組みに積極的に取り組んでいます。
一定の成果を上げている一方で、3Rを主導すべき先進国の全てが3Rにおいて成果を上げることができているわけではありません。
日本も3Rであまり成果を上げられていない先進国の一と言えます。
多くの分野で技術的に先進的でありながら、日本で3Rがあまり成果を上げられていない原因としては、ゴミの処分方法に起因する部分が大きいでしょう。
人口に対し、居住等に使用できる土地面積が少ない日本では焼却処分が主流になります。
ゴミを埋め立て処分できず、リユースやリサイクルの余地を減じてしまうため、日本では成果を上げにくいのでしょう。